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製品に関する基本情報
EFポリマーはどのような商品ですか?
EFポリマーは、果物の皮などの不可食部分をもとに作られた、100%自然由来の超吸水性ポリマー(保水剤)で、吸水/保湿・固化/増粘/放出の機能を有している商品です。自重の約50倍の水を吸水し、多少の圧力をかけても吸った水を離さない高分子素材の一種です。オレンジやバナナの皮など原料をアップサイクルしているため、100%オーガニックであることが特徴です。
土の中でどのように機能するかを教えてください。
EFポリマー適量を土壌と混ぜ込んでいただき、根の付近に適用していただくことで、水を吸水し土壌の保水性、保肥性を向上。また、土壌内で長く水分を保持することで作物の生育にプラスに働くと共に、乾燥ストレスへの耐性をつけることも期待できます。
一般的な超吸水性ポリマーとは何が違いますか。
従来のポリマーは石油由来のものが多く、製造・破棄の過程で多くのエネルギーを必要としています。環境に悪影響なCO2排出、肥料などと化学反応を起こし吸水性が失われてしまうといった弊害や、吸水力が強すぎて植物から水分を奪い枯らしてしまうこともあります。
EFポリマーは、オレンジやバナナの皮などを原料とした100%自然由来の資材で、1年程で完全に分解されます。製造工程でも化学薬品など一切使用しない製造方法で作られます。きちんと推奨量を守っていただくことで、土壌や作物に対しても安心してご利用いただけます。
効果が持続する期間はどのくらいですか?
およそ6ヶ月間、土壌内で吸水と放出を繰り返し、その後ゆっくりと分解し1年ほどで完全に分解されます。
使用期限はどのくらいですか?
シェルフライフ(品質保持期限)は3年ですが、有機物のため開封後はすぐにご利用することを推奨しています。
土壌に混入した後はどうなりますか?
雨や、灌水により水を吸収し始め、土壌が乾燥していくと共に、植物の根に対して水分を放出します。 この水分の吸収と放出のプロセスは、適用からおよそ6か月程度維持されます。適用から6か月程度が経つとEFポリマーは水を吸収しなくなり分解が始まります。適用からおよそ1年かけて土の中で完全に分解され、最終的には水と二酸化炭素になります。
土壌や作物に悪影響を与える恐れはありますか?
EFポリマーは果物の不可食部分などを利用した100%自然由来の資材で、1年程で完全に分解されます。製造工程でも化学薬品など一切使用しない製造方法で作られます。きちんと推奨量を守っていただくことで、土壌や作物に対しても安心してご利用いただけます。
「粉末」と「粒状」の違いを教えてください。
基本的な成分や効能は同じで、目的別にお選びいただけるようご用意しています。
粉末はあらかじめ土壌に混ぜ込んだり、園芸での鉢植えなどや育苗時などにお使いください。粒状は畑に直接撒いて混ぜ込んだり、肥料や資材と混ぜて畑に撒いたりするのにおすすめです。混ぜ込む資材などによって使い分けていただくことを推奨します。
土壌の微生物への影響はありますか?
土壌の微生物への影響は現在調査中です。
原料はオーガニック生産されたものですか?
原料は洗浄する過程で有機資材として商品化できるようにしており、有機JAS適合資材です(JASOM-220203)。また、残留農薬などが残っていないという科学的な試験も行っています。
現状、日本国内に流通している商品はどこで製造されているのですか?
2024年5月時点で生産は全てインド・ラジャースターン工場で行っております。将来的には地産地消で地域で取れた作物の残渣を原材料にしてEFポリマーの製造を行う、循環型のモデルの確立を目指しています。


100%自然由来・完全生分解性を有する、エコフレンドリー・ポリマー
